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Web版ハンダ付け教室「クモハ123-5・6キット」を作る

<第4回> カツミ営業部の森です。
はじめに…今回は「ハンダ付け」ではありません。キット同梱の説明書では、紙面の都合により割愛させて頂いた「下回り(動力機構)の組立」に関してです。あっ!配線のハンダ付けは出て来ます。


20.<グリス>の注入

ボルスター金具に台車枠を軽くネジ止めします。ここでしっかりネジ止めをすると、ギア(車輪)が入らなくなってしまうからです。
車輪を組み込む前に、軸受けメタルへグリスを注入しておきます。転がりを良くする為と、メタルの摩耗を防ぐのが目的です。グリスは、液だれしないエンドウさんの<セラミックグリス>がオススメです。

21.<ACEギア>の組込

ACEギアを組み込んだら、斜めからドライバーを差し込み、ネジをしっかりと締めます。当たり前ですが、MPギアでも大丈夫です。とは言え、ACEギアを『熱烈推奨』致します。

22.<モーターホルダー>の取付け①

まず初めに、モーターはラベルの貼ってある方を上にします(逆でも問題ありませんが)。その上で、金属側にネジ(2×2)止めするホルダーを取り付けます。

23.<モーターホルダー>の取付け②

黒い樹脂側は、ホルダーのフックを窪みに引っ掛けるだけでネジ止めしたりしません。

24.<ACEジョイント>の取付け

モーターとギアのシャフトに、分解したジョイントを差し込みます。

25.配線①

配線コードを130mmに2本切り出します。コードの先端約7~8mmの皮脂を剥がし、現れた銅線をよります。そして、銅線部分に配線用(ヤニ入り)ハンダを吸い込ませます。これを「予備ハンダ」と言います。

26.配線②

予備ハンダした部分を集電ラグの穴に通します。それを折り返して、根元の首の部分に巻き付けます。言ってる事解りますか?確か理科の教科書に出ていたと思いますが。

27.配線③

配線ハンダで止めます。

28.モーター取付け

床板にモーターの付いたホルダーを取付けます。樹脂側が1.4×2、反対側が2×2のネジです。

29.台車取付

床板にセンターピンセットで台車を取付けます。センターピンセットは、上から?φ2×8ネジ?スプリングワッシャ(切れ目の入っているワッシャ)?集電ラグ?絶縁キャップ(シルクハットを逆さにしたみたいな樹脂)?スプリング?床板?スペーサー(ドーナツ状の樹脂)?台車ボルスターの順です。

30.<ジョイント>の調整

ACEジョイント・スライドバーの長さを調整します。通常は実際にあてがってみて調整するのですが、今回は端部を5mmカットして下さい。

31.<ウエイト>の取付け

ACEジョイントの各節を繋ぎ、それを覆う様にウエイトを取付ます。

32.テスト走行

全て組み上がったら、テスト走行です。走り出す方向が正しいかを確認します。何か完成している先頭車があれば線路に乗せて、パワーパックのディレクションスイッチがどちらで前照灯が点くか、そして組み上げた下回りがそちらの方向に走り出すかを確認します。
ちなみに、上から見てモーターの端子がある(黒い樹脂)側を進行方向と見た場合、左側の端子から出ているコードを前方のセンターピンへ、右側の端子から出ているコードを後方のセンターピンへ持って行きます。これで、正しい方向に進むハズです。

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