<第6回>
カツミ営業部の森です。
いよいよ最終回です。果たして次回作はあるのでしょうか?
皆様と同じで、作ろうと思って買ったキットはいくつかあるんですどねぇ。
ウチの「EF65-1000」や、谷川さんの「クモハ12」、ワールド工芸さんの「津軽鉄道DD35」とか…。
車体は前回までで組み上がっているので、今回は屋根上機器のクーラーです。
クーラー部品は鋳造品である「ソフトメタル製」が多いのですが、今回のような「蒲鉾型」の場合は「真鍮プレス製」の方がキレイにかつ格好よく仕上がります。ただ組み立てる為のコストが掛かるので、完成品では敬遠しがちです。この製品はキットオンリーで、組み立てるのはお客様なので、「真鍮プレス製」を採用しています。
手順は車体同様、箱型にするところからです。よって、妻板を付けます。
小さくて抑えにくいのですが、ドライバー等で押さえ、てっぺん一か所に仮止めをします。
続いて両端を仮止めします。最初の仮止めから離れた所です。当たり前ですが、最初の仮止めの傍にコテを当てたら、部品は外れてしまいます。この部品に限らず、他の部品でも同じことなので、忘れないで下さい。
本流しをします。手際良く流さないと、仮止めが外れてしまいます。
コツと言う訳ではありませんが、まず半分を本流し。部材が冷めたら、残り半分を本流し。と、2回に分ければ外れずに済みます(それでも手際良くでなければなりませんが)。
最後にクーラーの取付金具を付けるのですが、この取付金具を加工しなければなりません。
「脚」を谷折りで90度に曲げるのですが、それだけではありません。
画像をご覧ください。右側に斜めのカットラインがありますよね。お客様にはお手数ですが、画像の様にニッパーで左右共に角を斜めに切り取って頂きます。
これは、直角のままだと妻板のハンダが邪魔で、金具をクーラーに落とし込めないからです。設計上の不注意です。申し訳ございません。
落とし込んだ金具の脚4か所を「ジュっ!」とハンダ付けすれば、クーラーは完成です。
「キハE130」のハンダ付けはこれでおしまいです。
この先の「塗装」や「完成組立」は、以前<YouTube>の動画で紹介していたものが、カツミHP内に残っておりますので、そちらをご覧下さい。
「改めて見たら、「キハE130」のハンダ付けをしている動画もありますね…。すっかり忘れていました。まぁ、こちらの方が詳細に「ハンダ付け」を説明しておりますので、無駄ではなかったかと思います。
それでは、又の機会にお会いしましょう!