<第2回>
カツミ営業部の森です。
今回は床下機器同梱とは言え、これまでのチャレンジシリーズキットよりも高い物となってしまいました。これでもギリギリの価格設定です。何卒、ご理解下さい。
とは言え、「作りやすさ」「出来栄え」は企画通りの物となったので、自信を持って皆様にお勧め致します。
このキットの前面は凹凸がないので、ベタっと工作台の上に置き、車体を被せる様にあてがいます。車体は「ハの字」に開きがちなので、両サイドをしっかりとベークブロックで抑えます。
ここでも「仮止め」から始めます。順番としては、「右(左)下?右(左)上?左(右)上?左(右)下」の順です。
何故、この順番なのか?その答えは、「真鍮は熱で膨張するから」です。両裾を固定してしまうと、膨張した際、前面板が屋根に当たり、車体の内か外に出てしまうからです。上記順番ですと、膨張分(目視出来る程ではありません)を入口から出口に追い出す事が出来ます。
確認して良ければ、本流しをします。
この後、前面にはいくつかの部品を取付けるので、この段階で継ぎ目は、ヤスリやキサゲで仕上げておきます。ヤスリは金属ヤスリが無ければ、紙ヤスリをベークブロックに巻き付けた(貼り付けた)物でも構いません。紙ヤスリは削り取る物の大きさにもよりますが、真鍮モデルなら#240~#360で成型し、#400~#600で仕上げて下さい。
前面の溝に幌座を落とし込みます。何処か一か所に「仮止め」⇒「位置確認」、良ければ「本流し」をします。はみ出したハンダはキサゲ刷毛等で取り除きます。
切出した水切りの両端1.0mmを45度に曲げておきます。本来であれば、「丸み」を付けたいところですが、端っこな為、Rを付けるのは難しいので、「45度角」で妥協します(十分に見られます)。
水切りを幌座上部にあてがい、「仮止め」⇒「位置確認」をし、良ければ「本流し」をします。
窓下はP=5.6mm、その他はP=2.0mmの手摺です。脚にはストッパー(それ以上入らない)が付いており、高さが揃う様になっています。外側から差し込んで、裏側に出た脚をハンダ付けします。
窓下は前面窓を取付けるので、脚は切り落とし、盛り上がったハンダを削り取ります。