<第1回>
カツミ営業部の森です。
これまで入門者向け低下価格キットとして、「クモユニ74」「東急3450形タイプ」「キハE120/130」「ステンレス電車」と4種のチャレンジシリーズキットを出しておりました。
見ての通り東日本の車両ばかりです。弊社、大阪店の販売員より「こんなの不公平だ!」「関西モノを出してくれ!」との要望があり、色々と考えた上、この度「クモハ123-5・6阪和線タイプ」を製品化致しました。
製品同梱の説明書では、スペ-スの関係で説明分が短く、写真も白黒&ミニサイズな為、HP上で補足して参りたいと思います。
ランナーから部品を切り出す際は、「ニッパー」又は「エッチングばさみ」を用いて下さい。その際、部品の際(きわ)に刃を当てず、まずはゲートを少し残して切り出して下さい。深爪みたいな切り過ぎ防止もありますが、タイトなところに刃が入り、押し出される様な形で部品が変形してしまうからです。
ざっくりと切り出した後は、残ったゲートを根元から丁寧に切り落し、断面を精密ヤスリ(エッチングヤスリ)で仕上げて下さい。
ハンダ付けそのもののやり方は、既にアップされている「キハE130を作る」をご覧下さい。
車体の内側からドアをあてがいます。
片側に一点「仮止め」を行って下さい。車体外側からみて、正しく(真っ直ぐ・偏りなく)付いていたら、今度はもう一方を仮止めします。片側の仮止めだけでは、もう一方が浮いてしまう為、微妙にずれてしまう恐れがあるからです。「念には念を」です。
再度確認して問題がなければ、左右、上から下に向かって本流しを行って下さい。
ドアの上(辺)下(辺)は、ハンダ付けの必要ありません。左右だけで強度は十分です。むしろ、やたらとコテをあてていると、熱で真鍮が膨張し、部品に歪みが出てしまいます。
客用ドアと同様の手順で取り付けます。
乗務員ドアに限らず客用ドアも、近くに窓があれば、最終的にサッシや窓ガラスを貼り付けますので、ハンダが山になっているとキレイに貼り付けられません。よって、キサゲやキサゲ刷毛でハンダを削り、平らにしておいて下さい。
客用ドア・乗務員室ドアと同様の手順で、前面に取付けます。